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名古屋 甲状腺 専門医のブログ 間違えやすい病気

間違えやすい病気-パニック障害

バセドウ病では甲状腺ホルモンが多くなるので、動悸や汗が多くなったり、体がだるくなったりします。
動悸がして、呼吸が乱れて、冷や汗が出るといって甲状腺を心配されて受診される患者様が見えます。
甲状腺ホルモンは問題なく。よくよくお話を聞いてみると、パニック障害の方が結構みえます。
パニック障害とは、不安障害の1つで強い不安症状に動悸や呼吸困難を感じます。呼吸も乱れて、過呼吸になります。
過呼吸が強いと、呼吸がさらにしづらい感じとなり、不安が増強して悪循環におちいります。
炭酸ガスが抜けすぎるため、しびれたり、筋力の低下します。中には救急車で病院に搬入される方もありますが、病院に到着して安心すと落ち着きます。
治療は脳の中のセロトニンという物質が増やしてあげると不安が軽くなりますので、薬を使うと多くの方は改善します。