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名古屋 甲状腺 専門医のブログ バセドウ病と間違われやすい病気
バセドウ病と間違われやすい病気 ①パニック障害
先日、「動悸がして、胸がしんどくなる。冷や汗もでて、体がだるくなる。」という患者さまが、バセドウ病などの甲などの状腺なの病気を心配されて見えました。
甲状腺ホルモンは問題なかったのですが、よくよく聞いてみると、発作的に動悸がして呼吸が乱れて、強い不安を感じるとのことでした。
このような病気をパニック障害といいます。
パニック障害とは不安障害や不安神経症の1つで、急に強い不安感に襲われ、動悸がし、呼吸が乱れます。
過呼吸のため、胸苦しく感じたり、血液の炭酸ガスが抜けてしまうため手足がしびれたり、筋力が低下します。心臓が飛び出てきそうだと表現する方もみえます。
脳の中のセロトニンという物質を増やしてあげる薬(SSRIと略していいます)をつかうと、不安感が軽減して、多くの方は改善します。
メンタルクリニックでも診ていただけます。