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名古屋 甲状腺 専門医のブログ バセドウ眼症

バセドウ眼症 (甲状腺眼症)

バセドウ眼症でおきる眼の奥の炎症を抑えるための治療として、
①ステロイド治療
②放射線治療
があります

①は早期の改善が期待できます。
②は効果はゆっくりですが、①と合わせて行うことで、
より効果的と考えられます。

名古屋 甲状腺 専門医のブログ バセドウ眼症

バセドウ眼症 (甲状腺眼症)

内科で行うバセドウ眼症の治療は、
①眼が閉じにくい、②物が2重にみえる、③視力低下
している患者さんが中心です。

眼の奥の脂肪や、筋肉に炎症が起きて、
腫れを抑える治療が中心です。

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バセドウ眼症 (甲状腺眼症)

バセドウ眼症で治療が必要になるのは、
何らかの障害のある方です。
①眼の突出が強くて、眼が閉じにくい。
②眼を動かす筋肉の異常で、物が2重にみえる。
③視神経が圧迫されて、視力が落ちている。

などの症状がある方が治療の対象になります。
瞼の異常で形成手術を受けられる方の見えます。

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バセドウ眼症 (甲状腺眼症)

バセドウ眼症の方で大切なことは
バセドウ病の治療をして下さい。
 バセドウ病が落ち着くと、バセドウ眼症も改善する方がいます。
 バセドウ病は放置せず、治療することが大切です、
②禁煙して下さい。
 喫煙とバセドウ眼症の悪化とは関係が明らかになっています。
 タバコを吸っていると、バセドウ眼症が悪化します。
 禁煙が必要です。

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バセドウ眼症 (甲状腺眼症)

バセドウ眼症の患者さんではバセドウ病の原因である、
甲状腺自己抗体(TSAb:TSHレセプター刺激性抗体
が高い傾向があります。
原因は同じ様ですが、違うとも言われています。

バセドウ病眼症バセドウ病の30%に合併します。
バセドウ病を治療しても、バセドウ眼症が改善しないこともあります。
バセドウ病が起こる前にバセドウ眼症が起こることもあります。

以上のことから、
バセドウ眼症バセドウ病は関係がありますが、
それぞれの病気の勢いは別物であることが結構あります。

名古屋 甲状腺 専門医のブログ バセドウ眼症

バセドウ眼症 (甲状腺眼症)

バセドウ病の特徴の1つに眼球突出があります。
約30%の方に眼の症状があります。

①眼の奥の異常 と
②眼瞼も異常があります

名古屋 甲状腺 専門医のブログ 特殊な甲状腺機能亢進症

特殊な甲状腺機能亢進症 中毒性多結節性甲状腺腫

甲状腺の中に結節(しこり)がたくさんできて、そこで甲状腺ホルモンをたくさんつくるために、甲状腺機能亢進症となる病気です。
中毒性=甲状腺ホルモンが多い、多結節性=しこりが多数ある、甲状腺腫=甲状腺が大きい ということをいっています。
バセドウ病は別名、びまん性中毒性甲状腺腫と呼ばれます。
バセドウ病と違うところは、バセドウ病の原因物質であるTSHレセプター抗体がないことです。その他の血液検査では大きな違いはありません。
バセドウ病より、ホルモンは高くなく、甲状腺機能亢進症としては軽症のことが多いです。
しこりで甲状腺ホルモンをたくさんつくっていることを甲状腺シンチ検査でわかれば診断できます。
治療は、①手術、②放射線治療、③抗甲状腺薬で治療しますが、日本では①が多く、欧米では②で治療されることが多いようです。

名古屋 甲状腺 専門医のブログ バセドウ病の薬の副作用

抗甲状腺薬の副作用①皮膚症状

バセドウ病の薬の副作用で皮膚症状が最も多い多く、飲みだして2週間ぐらいで起こります。約1割の患者さんに起こるといわれてます。
薬にの量が多いとひどくなる傾向にあり、薬が少なくなると改善する方もみえます。
抗ヒスタミン薬というじんま疹を抑える薬を併用したり、ひどい場合はお薬を変えるか、その他の治療を選びます。

名古屋 甲状腺 専門医のブログ バセドウ病の原因

バセドウ病の原因-バセドウ病はなぜなるのでしょうか?

バセドウ病の人では、甲状腺ホルモンを作るようにを刺激するホルモン(甲状腺刺激ホルモン)の甲状腺の受け皿(受容体やレセプターといいます)に対して免疫物質ができ起こることがわかっています。
この免疫物質(抗体といいます)が甲状腺を刺激し続けるために、甲状腺ホルモンが過剰に産性されるのがバセドウ病です。

しかし、この免疫異常ががなぜできるかについては詳しくはわかっていません。
この免疫物質はTSHレセプター抗体、TSHレセプター刺激性抗体などといわれ血液検査で調べることが可能です。

名古屋 甲状腺 専門医のブログ 甲状腺ホルモンが高くなる病気

バセドウ病以外の甲状腺ホルモンが高くなる病気

バセドウ病の他に、甲状腺ホルモンが高くなる病気があります。
バセドウ病以外でも、バセドウ病のように血液の甲状腺ホルモンが高くなります。
バセドウ病とは治療法は違いますので注意が必要です。

代表的には亜急性甲状腺炎無痛性甲状腺炎があります。
亜急性甲状腺炎は痛みがあろ、無痛性甲状腺炎は痛みがありません。
両方とも甲状腺が破壊されて、甲状腺内に蓄えられていたホルモンが血液中にもれ出てきます。

1-3ヶ月ぐらいで自然と甲状腺ホルモンは正常に戻りますので、一般的には甲状腺を低下させる治療は致しません。