名古屋市のなかやまクリニック 名古屋市のなかやまクリニック

トップ

名古屋 甲状腺 専門医のブログ バセドウ病の眼の症状

バセドウ病の眼の症状

バセドウ患者さんは眼が飛び出てきたりしますが、眼の症状をバセドウ眼症と呼びます。
バセドウ病の患者さn約3割ぐらいにバセドウ眼症があるといわれています。

程度はさまざまで眼が少しパチクリしている状態から、中には瞼が閉じにくいぐらいに出ている方も見えます。そうなると眼の表面の角膜や結膜まで悪くなることがあります。

甲状腺に対する免疫が、眼の奥のところに炎症を起こすため、眼が出てきます。
眼を動かす筋肉にも炎症が起きると眼の動きが悪くなって物が2重に見えたり、
見た物を脳に伝える神経が圧迫されると視力が非常に悪くなることもあります。

バセドウ眼症でも重症の方は、眼の奥の炎症を早くなくすような薬をつかったり、
炎症細胞の元気をなくすように放射線を当てたりして、治療する必要があります。