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名古屋 甲状腺 専門医のブログ 赤ちゃんのバセドウ病

赤ちゃんのバセドウ病

バセドウ病は自分の甲状腺に対して免疫を勝手につくって、その免疫物質が刺激になるため、甲状腺ホルモンをたくさんつくってしまう病気です。

お母さんがバセドウ病の場合、胎盤を通じて胎児にこの免疫物質が胎児に移行して、生まれたときに甲状腺ホルモンが高くなることがあります。これを新生児バセドウ病といいます。

免疫物質が多いお母さんほど新生児バセドウ病を起こしやすいですが、バセドウ病のお母さん100人のうち1-2人ぐらいのお子さんに起こるといわれています。

原因である免疫物質は赤ちゃんの体内から1-2ヶ月でなくなります。病気は一時的ですので、あまり心配はありません。